イギリス大学院 開発学 留学日記 @Manchester

2008年9月よりイギリス、マンチェスター大学院に留学しています。 この日記が、いつか誰かの道しるべになることを♪

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キプロスの紛争地帯(分断された首都ニコシア)

フィールドトリップで行ったキプロスは、1974年以降ギリシャ側(南)とトルコ側(北)に分断されています。→歴史
トルコ側は国際的に認められておらず、1人当たりGDPが観光業の盛んなギリシャ側が20,000ドルに対して、トルコ側は7,000ドル程度と発展度合いも異なります。

首都のニコシアは丁度バッファーゾーンが通り、かつてのベルリンの様に30年ほど分断されています。
民間人の行き来も制限されていましたが、昨年から一部ゲートが開き、私達もパスポートをチェックされるだけで南北両方を訪れることができました。

old city  new city  north
(写真:南ニコシア ギリシャ側旧市街、新市街、 北ニコシアのトルコ系機関)

両方のNGOを訪ねたりしましたが、UNDP等の事業で市民レベルでは色々と交流が始まっているようですが、政治レベルの対話がなされるのはまだ先の様でした。

ちなみに、2004年に両方で統合に関する国民投票が行われましたが、発展レベルの異なる地域の合同は問題もあり、「南側は統合案を否定、北側は合意」という皮肉な結果になったそうです。

大学で「紛争解決と再発展」を考える講義を取っていたけれど、政治や国などの根本的な問題に対して、開発学として取り込めることの小ささを感じますね。 まあ仕方ないか・・・

以下、問題の大きさを伝える状況を・・・

・ニコシアのグリーンラインと紛争跡
buffer1 buffer2
写真は市内を通るBuffer Zoneの様子

statue nicosia cat
また、74年の紛争時、大統領官邸で撃ち合いが行われ、その際の銃弾が向かいにある平和の記念像に撃ち込まれています。(写真:左 こめかみに銃弾が)
キプロスのガイドが、「撃ち込まれた銃弾が、平和を象徴する像の胸や頭に命中している。自分達は、この時から平和というのが無くなったことを象徴している」と話していて心に残りました。

・ファマガスタ市のゴーストエリア
north sea ghost town
(写真:左 トルコ側の海岸、右 ゴーストタウン)
トルコ側が、かつての一大観光地であったファマガスタ市を占領し、そこがゴーストタウンとなっています。政治的な理由で、施設の再利用はしなかったらしい。
30年前にこの施設が使われていたことを考えると、観光など産業への被害の大きさが理解できます。

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